ぼんやりと

今日も特に何もすることが無い。

長男と嫁は、新生活に向けて色々と動き回っている。


長男の大学が決まり、一人暮らしも決まり、長男が家からいなくなる日が現実味を帯びてきた。
私も18歳の時、一人暮らしをしたので、どうしても自分とダブって見える。


私の場合は、当初は、通わされる予定であった。
中高一貫の宗教学校出の私は、6時台の電車に乗り、1時間に1本のローカル線で田舎に着き、そこから40分徒歩での学校に通っていた。
こんなしんどい暮らしも、「いい学校に入ったらいい生活ができる」と親に言われたので続けていた。
大学に合格し、新生活が始まったが、大学は実家から電車で2時間。
正直、高校の通学よりしんどかった。


大学に入ったら、できなかった部活をしようと思ってバスケ部に入った。
しかし、練習を終えて、飲み会を断って帰っても、実家に着くのは23時。
正直、身体がもたなかった。
親父に一人暮らしの話をしてみても、
「三重から大阪に通ってるサラリーマンもおるんやぞ!」
「そんなにしんどいならバスケ辞めてまえ!」
と言われる始末。
いや、そんな生活をしたくなければいい学校に入れって言ってたのお前やないか、と思っていた。


そんな大学生活が1か月ほど続いたなか、ある出来事が起こった。
親父が「なんか買ったるわ」といいながら、Adidasのパンフレットを渡してきた。
以前もそんなことがあり、選んだんだが全部欠品だったのを覚えており、「特にほしいものが無いからいいわ」と言った。
すると突然キチガイのように豹変し、
「なんやお前は!人の好意を無下にしやがって!」
とパンフレットを投げつけられた。

ああ、もうこんな人間とは一緒に暮らせない。

そう思って、その夜、親父の目から一切視線をそらさずに、一人暮らししたい旨を伝えた。
狂ったように怒鳴りまくっていたけど、私にももう断固たる決意があり、反対され経済圧迫をかけられた場合は、親戚にお願いする準備もしていたので怖くなかった。
最終的には私の意思が通り、一人暮らしをすることとなった。
その夜親父は泣いていたらしいが、その涙は、親父自身のためのものだろう。
子供の門出に涙したのではなく、自分が寂しいから泣いたのだ。


今、子供がその歳になり、同じく一人暮らしを始めようとしている。
そりゃ、私も寂しいが、笑って送り出してあげたいと思う。
実際、人生のなかで、大学生活が一番楽しかった。
今まで頑張った分、自分で選んだ大学で、輝かしい4年間を送ってほしい。


奇遇なことに、長男の下宿先は、哲学の道付近。
私と嫁が18歳の時、初めて遊びに行った場所だ。
おもしろい縁を感じるなあ。


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